2週連続鉄道の旅(その2) [鉄道]

前の週に駿河小山駅ですれ違ったJR東海の371系のあさぎり号を見てから乗りたくなり、翌週日曜日に結局乗りに行ってしまいました。
前週と同じく小田原駅から373系の特急車両に乗り込み沼津をめざしました。
今回の目的は東京の池尻にある「まんまるの木」というカフェスペースギャラリーで「橋本紘二写真展『復興への一年』」という写真展を行っているのを聞いたからでした。

373系の列車はその週の金曜日に廃止になるため前週よりも混雑してましたが、今回も幸運にも着席できました。

あっという間に沼津に到着。
さて8時発車のあさぎり2号座席はあるのか?
急いで切符売り場にいって聞いてみたら空席はありました。でも窓際の座席は満席みたいで通路側の座席をゲット。
あさぎり号の切符

沼津・・・新宿間の切符

いやー!見て下さい。たった2時間特急に乗るだけなのに4000円弱。高いですね。これじゃなかなか乗ることが出来ません。小田急線の特急料金・乗車料金が安いから割高感が感じてしまうんでしょうが。
実際東京からJR東日本の踊り子号を使って沼津まで行くとこれよりも高くなってしまいます。

沼津駅の発車案内

沼津駅南口の発車案内

あさぎり号ののりば案内

あさぎり号ののりば案内


案内表示通り3番線へ急ぐ。なんと発車する3番線は御殿場線ののりばではなく、東海道線上りホーム。
371系は発車の20分以上前から3番線に停車していました。
371系のフロントマスク

371系のフロントマスク

色は新幹線を思わせる白と青のツートンカラー。
そしてヘッドマークは沼津を思わせる富士山と駿河湾があさぎりの文字の下に描かれている。
(当日は雨だったのであまりきれいに撮れませんでした。)

あさぎり号のヘッドマーク

あさぎり号のヘッドマーク


乗降のドアはミニバンの後部ドアのように外側に飛び出すようなタイプ
371系の乗降口


窓は大きく取られ、普通車でさえ窓の下部がアームレストよりも下にありました。
天気が良ければこの大きな窓から富士山が良く見えたんだろうな。
371系の窓

二階建てのグリーン車

グリーン車両

グリーン車はお邪魔しなかったのでわからないけれど乗降口は普通車よりも幅が広くとられ、より魅力がありそうでした。

車内は穏やかな色で心が落ち着きまたフットレストまで付いていました。
371系の座席


スマートフォンで録音した車内放送です。かろうじて線路の音が聞こえます。

8時に沼津を発車した列車は裾野・御殿場・松田と停車し松田でJR東海の乗務員から小田急の乗務員に交代し小田急線に乗り入れました。
車内は日曜日にもかかわらず空席が目立ち、これではJRの路線では採算が合わないだろうなと思われた。
本厚木からはたくさん乗客が乗りほぼ満席になりました。

乗り心地はというと373系の特急車両と違いちょっと悪いですね。御殿場線はローカル線だからカーブがきつくそのためかと思ったのですが、松田から小田急線に入ったら乗り心地は小田急のロマンスカーとほとんど同じ。
線路から出る音も小田急の特急車両と一緒でした。
新宿到着は9時58分。乗車時間の1時間58分はあっという間に過ぎてしまいました。

池尻の「橋本紘二写真展3.11大震災・原発災害の記録2」は大震災からちょうど1年ということで、是非とも行きたかったもので被災地で抱える問題を垣間見ることが出来た。
橋本紘二写真展の案内

橋本紘二写真展

カフェの中の様子


そこにおいてあったチラシの影響で、新宿の富士フォトギャラリーで開催されていた東日本大震災写真展「生きる」にも行ってきました。
写真展「生きる」.jpg

写真展「生きる」のちらし

見に行って良かった。
写真家佐藤信一さんの撮った南三陸町防災庁舎の津波に襲われる前とその後奇跡的に津波に流されなかった人たち数人の写真。あまりにも衝撃的な写真だったのでしばらく釘づけになってしまった。

自然豊かな三陸地方が地震の津波によってあっという間に壊滅状態になってしまったけれど、少しずつではあるけれど復興に向け前進しているのが展示された写真でわかった。
地震のことを忘れないために写真集「生きる」も購入現在手元にある。

新宿から帰るときも、特急ロマンスカーに乗車。
14時10分発の電車を予約し、ホームに行くと2台の同じ形式のロマンスカーがホームに並んで停車していた。
全く期待していなかったんだが、これから乗車するのは3月17日に廃車になるRSE2000系の箱根湯本行きであった。右側のホームにはあさぎり号沼津行きの同じ形式の車両。
小田急RSE20000系

2台並んだRSE20000系


右のあさぎり号が発車直前で慌てて撮ったので非常にわかりずらい写真になってしまいました。
往路も復路も鉄道ファンが線路脇にたくさんいて、廃車になるのを惜しんでいるようでした。

座席はJR東海のものと違い安っぽいですね。室内は明るくゆったりと乗るという感じではなかったです。
RSE20000系の車内

RSE20000系の車内


往路の車両も復路の車両も登場してからまだ20年。まだまだきれいで廃車にするのは非常にもったいないです。
バブルの時に製造され、使用されていない装備もあるし、バリアフリーの時代に車いすの方が乗車するのに苦労する車両では廃車されてしまうのですね。
日経トレンディの記事を見て納得してしまいました。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20120315/1040071/?ST=yahoo_headlines&P=1
1時間くらいの乗車時間に液晶テレビはいりませんよね。
今回は非常に楽しい特急電車の旅となりました。





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